価値あるコンテンツの作り方

From:西埜巧祐(にしのこうすけ)
@東京のスタバより…

今の時代は、情報社会。情報を知るものが、大きな結果を手に入れる時代です。何の情報を知るかも大事ですが、その情報の伝え方にも注意を向けないといけません。例えば、普通の情報でも、伝え方がよかったら、その情報の価値は高まります。逆に、情報の伝え方が悪いと、その情報の価値が失われてしまうのです。

わかりやすい例は2つあります。1つは、部下やスタッフへの指導です。大事なことを伝えているつもりでも、相手がそう認識していなかったら、その情報は聞き流されます。結果、指導した時間や意味が失われてしまうのです。正しい伝え方ができれば、その指導は成功し、部下やスタッフが成長します。

もう1つの例は、今大きなトレンドになっている「コンテンツビジネス」です。いわばオンライン講座を運営するときに、コンテンツの伝え方が間違っていると、その講座の価値や質が落ちてしまうのです。そうなれば、売れませんし、単価を上げられません。

情報の伝え方というのは、情報社会において、大きな価値があるのです。では、どうすれば、良い伝え方ができるのでしょうか?実は、フレームワークがあります。そのフレームワーク通りに伝えれば、どんな人でも、価値があるコンテンツに思えるものがあるのです。それが、、、

コルブのフレームワーク
Why-What-How-What if
なぜー何ーどうーやったら?

デイヴィッドコルブという、教育学者の方がいます。この方は、アメリカでは非常に有名な方です。教育に関する学者で、このジャンルにおいては、かなり影響力を持った人なのです。このコルブさんが見つけたフレームワークが、現代において、最も価値があるフレームワークになっています。

それが「Why-What-How-What if」「なぜー何ーどうーやったら?」というフレームワークです。簡単な経緯を話すと、これは、コンテンツの伝え方の研究の末ではなく、人間の学習方法を研究した末に見つかったものです。

人間には、学習タイプが4つあります。

1つ目は、「なぜ・理由」を重視する学習タイプ。
2つ目は、「何・全体像」を重視する学習タイプ。
3つ目は、「具体的な行動」を重視する学習タイプ。
4つ目は、「やったらどうなるか」を重視する学習タイプの4つです。

これら4つの学習タイプがあることを、コルブさんは発見したのです。そしてここから、登場人物が変わります。今、大きなトレンドになっている「オンライン講座」。この講座ビジネスにおいて、アメリカで重鎮と言われる人がいます。

エベン・ペーガンという人です。この人は、もともとナンパ師でした。彼は、オンライン講座を早くから作り、たった1人で100億円の売上を作ってしまった人です。早くから、オンライン講座の専門家というポジションを作り、業界ではかなり影響力がある人になっています。

彼のすごいところは、頭が良いのもそうなんですけど、早い時期から「他業種の専門家や学者」と関係を作り、その人たちから学んだことを、ビジネスに落とし込んだことにあります。その1つが、コルブさんの学習タイプなのです。

彼は、この学習タイプを、「情報・コンテンツを伝える時のフレームワーク」にしたのです。彼が作るコンテンツは、ほぼ全て、このフレームワークに則って作られます。結果、どうなっているかというと、数字が証明していますよね(ちなみに、前職の時のクライアントで、私も彼の商品化に携わっていました)。

だから、私たちが、何かしらの情報やコンテンツを伝えるとき、このフレームワークに沿って話せばいいということです。フレームワークに沿って話すだけで、あなたの伝える情報やコンテンツの価値は、大きくなります。

コンテンツのフレームワークの解説①
Why「なぜやるべきか」理由を伝える

そのコンテンツや情報の重要性を伝えます。なぜやるべきなのか?例えば、今回のケースだと、情報やコンテンツの伝え方が重要な理由を話していますよね。部下やスタッフへの指導。あるいは、オンライン講座における伝え方です。

伝え方が悪ければ、その情報の価値は小さくなります。小さくなれば、誰も重要視をしてくれませんし、行動に移せなくなってしまいます。コンテンツを作るときに、なぜそれが大事なのかを、きちんと伝えましょう。

コンテンツのフレームワークの解説②
What「何をしたらいいか」大枠を伝える

次に、何をしたらいいかを伝えます。具体的には「大枠・全体像・仕組み」を話すようにすると良いです。今回のケースで言うと、コルブさんのフレームワークについて、解説をしました。学習タイプですね。大枠や全体像を話すことによって、その後に話される「行動」がわかりやすくなります。

コンテンツのフレームワークの解説③
How「具体的に何をすればいいか」行動を伝える

そして、具体的な行動の話です。今回でいえば、まさに今のパートです。なぜやるべきかを伝えること。何をすればいいか。具体的に、何をすべきか。このように、お客さんが行動できるような情報に噛み砕いて、話をしていきます。

おすすめなのは「ステップ化」です。ステップ1、ステップ2、、、という風に、誰でも踏めるようなステップにしてあげると、わかりやすくなります。

コンテンツのフレームワークの解説④
What if「やったらどうなる」を伝える

最後は、やったらどうなるのか。ということです。これをすることで、どんな変化があるかを伝えてあげると、情報の実践や行動に移す人が増えていきます。おすすめなのは、ケーススタディや事例を話すことです。これらを伝えることで、より実行する人が増えるようになります。

どんなコンテンツでも、これを使うだけで、価値が高まる

以上が、フレームワークです。この順番に沿って話すと、お客さんやスタッフから「説明がわかりやすい」と、言われるようになったりします。私は、ほぼ全ての説明で、このフレームワークを使って、話をさせてもらっています。

なので、変な反論などは、あまり来ません。「わかりづらい」とか「この仕事のやる意味が解りません」とか、そう言うのは今のところありませんね。

どんなに良い商品も、その良さを伝えなければ、売れませんよね。それと同じで、どんなに良いコンテンツや情報でも、その良さが伝わらないと、伝えた相手の行動や考え方は変わりません。

今回のフレームワークを使って、伝えることにチャレンジしてみてください。目に見えて、大きな変化があると思います。

ー西埜巧祐

PS
お分かりだと思いますが、このメールも、「why – what – how – what if」で作られています。

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