ChatGPT Images 2.6 の使い方は、大きく2つです。プロンプトや写真から動くGIFを作ることと、自分や商品、キャラクターの画像を保存して、次の画像でも使い回すことです。2026年11月4日に公開され、無料プランを含むすべてのプランが対象と報じられています(出典: ChatGPT公式X、eesel、2026年11月)。
ただ、GIFは順番に提供されている途中なので、まだ画面に出ない人もいます。
そして、小さな会社が先に試すなら、目立つGIFよりも「保存」のほうだと私は思っています。その理由を、この記事で書いていきます。
ChatGPT Images 2.6 とは?いつ・どこで・誰が使えるのか
まず、前提を揃えさせてください。Images 2.6 は、ChatGPTの画像生成の新しい版です。
2026年11月6日の時点で、海外の報道から分かっていることは次のとおりです。
項目 | 分かっていること | 出典 |
|---|---|---|
いつ | 2026年11月4日に公開 | i-scoop、eesel |
どこで | ChatGPT(Web・デスクトップ・モバイル)、Codex、API | heise、trendingtopics |
誰が | 無料を含むすべてのプラン | eesel、felloai |
地域 | 世界で提供。日本を名指しした記載は見当たらない | heise |
GIF | ChatGPTでは順次提供。長さとコマ数の上限は未公表 | heise、trendingtopics |
回数 | プランごとの上限は未公表 | i-scoop、felloai |
速さ | OpenAIの説明で約50%速い(出典: heise、2026年11月)。測り方は未公表 | heise、i-scoop |
生成の速さについては、数字をそのまま受け取らないほうがいいと思います。比べ方が公表されていないからです。
画質については、報道でも見方が割れています。heise は「画質も上がるとOpenAIが約束している」と書き、felloai は「2.5と同程度の画質」という説明を引用しています。
つまり、絵がきれいになる更新だと期待すると、肩透かしかもしれません。大事なのは、新しくできるようになった2つのことなんです。
使い方その1:画像を保存して、次の画像でも使い回す
1つ目は、参照画像の保存です。
写真に名前を付けておくと、後の会話でもアップロードし直さずに、お手本として使えます(出典: heise、2026年11月)。公式の案内で例に挙がっているのは、自分、ペット、キャラクターです。商品やブランドの要素も、複数の画像で同じ見た目に揃えることを狙った機能だと報じられています(出典: trendingtopics、2026年11月)。
私はここで「あれ?」と思いました。
これ、地味に見えて、小さな会社には一番効くんじゃないでしょうか。
というのも、画像生成で小さな会社がつまずくのは、1枚目よりも2枚目以降だと思うんです。1枚目はいい感じにできた。でも次の投稿では商品の形が変わる、マスコットの顔が別人になる、、、そんなことが起きますよね。
これ、印刷屋さんに預けておく「版下」とまったく同じ構図だと思います。
名刺を頼むたびにロゴのデータを探して送り直すのは面倒です。一度預けておけば、次からは「いつものロゴで」で済みますよね。
参照画像の保存は、会社の見た目を毎回説明しなくて済むようにする機能です。
たとえば、手作りの焼き菓子を売っている小さなお店があったとします。
このお店なら、看板商品の写真とロゴ、店内の写真を保存しておきます。そして「この焼き菓子を、秋の贈り物らしい棚に置いた画像にして」と頼みます。担当者が変わっても、同じお手本から作り始められるわけです。
以前、「GPT Images 2.0」について検証した記事を書きました。あのときの話が1枚の出来についてだとすれば、今回は何枚も作り続けるときの話です。
使い方その2:プロンプトや写真から動くGIFを作る
2つ目がGIFです。
文章や写真、手描きのスケッチを渡すと、動くGIFにしてくれます。作ったあとに速さを変えたり、1コマずつ直したりもできるそうです(出典: trendingtopics、felloai、2026年11月)。
ちなみに heise は、すでにあるGIFアニメを文章の指示で編集することはできない、と書いています。手元の古いGIFを直す道具ではないようです。
小さな会社で試しやすいのは、動画を作るほどではない、短い動きだと思います。
- 新商品の箱が開くだけの、SNS用の短い動き
- 手順の説明で、ボタンを押す流れを見せる数コマ
- お店のマスコットが手を振るだけの、あいさつ
頼むときは、動きを1つに絞るのがいいと思います。たとえばこんな形です。
「この商品写真の箱のふたが、ゆっくり開くGIFにしてください。背景と商品の形は変えないでください」
文字とコマのつながりは、まだ弱いと思っておく
ここは、はっきり書いておきます。
OpenAI自身が、文字、複雑なレイアウト、キャラクターの一貫性にはまだ苦手があると認めています(出典: heise、2026年11月)。
GIFでも、コマとコマのつながりが一番弱い、という最初の試用者の声が報じられています(出典: felloai、2026年11月)。海外の開発者の掲示板には、絵がまだらになるという声もありました(出典: i-scoop、2026年11月)。
だから、私なら価格や日付、キャンペーンの条件は、画像の中に作らせません。文字はあとから自分で載せます。間違えたときに、お客さんに迷惑がかかる情報だからです。
もう1つ、気をつけたいのが人の写真です。
スタッフやお客さんの顔を保存するなら、本人の同意を取ってからにしてください。i-scoop は、同僚や顧客の写真を保存することは個人データの扱いになると指摘しています。欧州の法律についての話ですが、日本の会社でも、勝手に保存していい理由にはならないと思います。
なので、最初は商品とロゴから始めるのが安全です。
API で使っている会社は、料金の変化も確認する
ChatGPTの画面で使うだけなら、ここは飛ばして大丈夫です。
APIで自動化している会社は、確認が必要です。出力の量で料金が決まる仕組みは変わっていませんが、低品質と中品質では1枚あたりの消費が約3.3〜4.2倍に増えたと報じられています(出典: eesel、i-scoop、2026年11月)。
「安い設定だから大丈夫」と思って切り替えると、請求が増えるかもしれません。切り替える前に、数枚だけ試して金額を見たほうがいいですよね。
まだ確認できていないこと
海外の報道を読んでも、次のことは分かりませんでした。
- 保存した画像がどこに入るのか、何枚まで保存できるのか
- 保存した画像の消し方
- 無料プランで使える回数と、GIFの回数
- 人物の写真についての細かい決まり
- 日本で全機能が同じように出ているか
つまり、社外秘の試作品の写真は、まだ保存しないほうがいいと思っています。消し方が分からないものに、消したくなるかもしれないものを預けるのは順番が逆だからです。
明日から何をするか
大きな準備はいりません。次の順番で試してみてください。
- ChatGPTで画像を作る画面を開き、保存の機能とGIFが出ているか確かめる
- すでに公開している商品写真を1枚と、ロゴを1つだけ選ぶ
- それを使って、次の投稿に使う画像を2枚作り、商品の形が揃っているかを見比べる
- 文字は入れずに作り、必要な文字はあとから自分で載せる
- GIFが出ていれば、動きを1つだけ頼んでみる
見るところは、1枚目の出来ではありません。2枚目が1枚目と同じ商品に見えるかどうかです。
ここが揃うなら、今まで毎回説明していた手間が減ります。揃わないなら、今の時点では手で直す前提で使えばいいと思います。
新しい機能が自分の会社に合うかどうかは、記事を読んでも決まりません。
ただ、公開済みの写真1枚で確かめることは、今日からできるんです。