先日、AIに使われる人が増えているという話をさせていただきました。
何でもかんでもAIに聞く。AIの言うとおりにする。AIに聞かないと決断もできない…そんな人が増えていると言う話でした。
今回は、AIに使われない。賢く使うための習慣の話をしたいと思います。AIを賢く使っている人がやっている3つの習慣です。
Podcastでも解説しているので、ぜひそちらもチェックしてください。
AIに使われる人、急増中〜賢く使うための3つの習慣〜 - 西埜巧祐〜AI時代の思考力〜 | stand.fm
Podcastで聴く習慣① 調べる
まず1つ目は、調べることです。AIで出てきた情報とか、自分が聞いた情報とか、そういったものをちゃんと調べる、と言うこと。ポイントは、一次情報まで調べていく、というものですね。
たとえば私が、統計的なものを発信するとき……セールスレターや販売、スライドで使う数字ですね。「AIで仕事の単価が下がっている」「案件の数が減っている」、こういう情報に関しては、基本的に私はちゃんと一次情報を当たります。
ネットで調べて「こういう情報があるよ」「こういう統計が出ているよ」となったら、その引用元をちゃんとチェックする。「確かにアンケートの数字が33%減っている」となったら、「事実、AIによって33%減っていますよ」と言う。つまり、情報が出ていたら、その一次情報までちゃんと調べていく、ということです。
反対意見も調べる
ネットにはいろんな事件、いろんな情報があるじゃないですか。そこをちゃんと一次情報まで調べに行く。これもそうですし、もう一つは「反対の意見」を調べておく、ということです。
たとえば「これはいいぞ」「これは悪いぞ」と、善悪・白黒の判断をつけるわけじゃないですか。そのときに、「いいぞ、いいぞ」という意見ばかりを見るんじゃなくて、ネガティブな要素も見る。反対意見もちゃんとチェックする。
やっぱり、いい判断ができる人・いい思考ができる人って、物事を多面的に見るんですよ。いろんな方向から見ることができる。逆に、思考力がない人……いいアイデアを出せない人って、物事を一方向からしか見れないんですよね。
思考力がない、良いアイディアを出せない人の特徴
商品を売るんだったら、「この方法がいい」と。思考力がない人は「この方向がいいんだ、じゃあこれをやろう」で終わる。これ自体はいいんですよ。
でも思考力がある人は、「やる」という前提はありつつ、「この方法以外のものは何か」「この方法のメリット・デメリットは何なのか」をちゃんと揃えたうえで決断しているんです。いろんな情報・事実を揃えたうえで決める。
株とかビジネスの話もそうですけど、何かネガティブなことが起こったら、それは想定外があるわけですよね。その想定外の情報をちゃんと揃えるように努力する。やっぱり「調べる」という、人間側の行動が必要になってくるんです。
逆に、AIに聞いた人は「これがいいです」と言われたら、「あ、そうなんだ、じゃあそれにしよう」みたいになってしまう。それだと見落としがあって、その見落としによって事件が起こる、想定外のことが起こる、ということになってしまいます。
AIに使われないためには、まず自分でも動いて、自分で調べていく。むやみに、推奨されたことや人から聞いたことを鵜呑みにせず、ちゃんと調べたうえで決断していく・選んでいく、ということが必要になりますよ、ということです。
習慣② 本を読む
2つ目は、本を読むことです。
私のポッドキャストやコンテンツを見ている方なら、読書の話は2〜3ヶ月に1回くらいは絶対に出るので、「こういう習慣の話なら、たぶん読書の話があるんだろうな」と思えた方もいると思います。はい、読書です。
本を読んでおいたほうが、私はいいと思います。AIを使う人も、使えていない人も、特に使えていない人について私が思うのは……たぶん、文章が読めないんだと思うんですよ。
AIって、こちらが1〜2行くらいの質問をしても、もう30行とか40行くらいの情報量でバーって返ってくるじゃないですか。おそらく、その情報量が多くて読めないから、そこで止まっちゃうと思うんですよ。「これどう思いますか?」って聞いて、バーって返ってきて、よくわからない、終わり、みたいな。
これって、読書をしていない、文章を読む訓練というか習慣がないから、そうなってしまっていると思っています。
読めない・書けない人には、居場所はない
SNSやインターネットの世界では、読めない・書けないと居場所がないんですよ。集客するとか販売するとかが、ほぼ不可能になる。それが無理だったら、リアルで人に会って売っていくしかないんですけど、新しい人に出会って集客していくって、かなり至難の業なんで、私はもう無理なんですよ、そもそも。
だから、「読めない」ということは「書けない」し、AIを使いこなすことも、そもそもできないと思うんですよね。だから本当に、文章を読むという習慣は、今後ますます必要なものになっていると思っています。
個人的には、自社で読書会とか、リーディング……読書の技術を身につけるワークショップとか、本当はやりたいんですよ。でも私は読書の専門家じゃないので、できる方がいらっしゃれば、ぜひご連絡いただきたいなと思っています。
私の人生を変えたもの
それくらい、本を読むのは大事だと思っていますし、私自身の人生を変えたのも本です。このキャリア、独立してビジネスをするという舵切りができたのも、本を読んだからなんですね。学生時代だったと思うんですけど、『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで、「起業しよう」と思えたんで。
今思えば、ネット集客やマーケティング、セールスコピーで成果が出ない人もいますけど、成果が出ない人たちの共通項は「本を読まない」です。やっぱり、読まないと書けない。読まないと、AIが出している文章をインプットできない。
なので、ぜひ本を読んでください。できれば本を読むワークショップとかもやりたいんですけど、まずは1冊でいいので、毎月1冊でもいいから、買って読んでいただきたいなと思っています。まずは1冊読みましょう、というところですね。
習慣③ ジャーナルをつける
3つ目は、ジャーナルをつける、です。ジャーナルというのは、ざっくり言えば日記でいいです。日記・日誌ですね。ジャーナルでやるべきことは、いわゆる「内省」です。
自分の振り返り。勉強したこと、やったこと、日々の自分の思考。そういったものを、ちゃんと文章にする、ということです。
ちなみにこの習慣は、私がずっと続けていることです。やっていって、「これは良かったな」と今でも思います。
言語化が上手い人が、密かにやっていること
自分の考えの言語化が上手い人って、言語化する回数が、他の人よりも圧倒的に多いです。言語化している回数が多いほど、その言語化が上手いです。そして、言語化がうまい人ほど、AIを使うのがうまいと思っています。
なぜなら、自分の思っていることを素直に、文章にして伝えられる人は、人にも伝えられるし、AIにもちゃんと伝えられるからです。
それって、ジャーナルをつけているからこそ、伝えられるものだと思っています。考えていることを言語化し、フィードバックできるから。逆に、ジャーナルをつけられていない人、気づけない人が多いんじゃないかなと。AIが出した答えや思考に対して、指摘ができないんですよね。
ChatGPTにタスク管理をさせた結果、散々な目に遭う寸前に…
ちょっと思考とは別の話になるんですけど、一時期、私はChatGPTでタスク管理をするというのをやってみたんですよ。そのとき、なんか違和感を感じたんですね。
その違和感は何かなと思ったら、ChatGPTが、こっちがインプットした情報を全部は引き出せていなかったんですよ。「この日にこのタスクをやる」「この日が締め切りだよ」という締め切り系のタスクを出していたのに、そのタスクが抜けていたんです。
いわば、秘書がいたとして、「この日に大事な人との会食があるから、絶対スケジュールを開けておけ」と言っていたのに、別の予定が入っていて、危うくダブルブッキングになる..みたいな話です。
でも、AIに使われている人、鵜呑みにしている人って、それを見逃しちゃうんですよ。「ちゃんとこの予定を覚えておけよ」と言ったのに忘れていることに、気づけない。
AIが万能なわけではない
冒頭でも話しましたけど、AIを使うって、やっぱり「with AI」みたいな話で、一緒にやっていくものなんですね。それはAIにも責任がありますけど、使う側の人間にも責任があるわけですよ。だから、AIが思考やアウトプットを出したときに、それをチェックする、何かに気づくというのは、人間の役割なんです。
私がそのタスクをちゃんと覚えていられた理由は、ジャーナルで自分のタスクを基本的にちゃんと記録しているし、そのタスク一つひとつに対して「こう進めていったらいいんじゃないか」というのも書いているからなんですよ。だから思い出せた。全部AIに任せている人だと、気づけないで終わっちゃうと思います。
AIに使われない人になるためには、ジャーナルをつける。つまり、内省をする・気づく習慣をつける。そして、自分の思考を言語化していく、ということです。
言語化能力を伸ばす、思考力をつける最高のトレーニング
個人的には、これはもうすべての人におすすめしているんですけど、AIに使われない人になるために、自分の思考を研ぎ澄ませていく、そのステップって、「頭の中で考えることをやめる」ことだと思っています。
頭の中で考えるのをやめる。頭の中で考えていると、だいたいぐちゃぐちゃになって、まとまらないんですよ。やっぱりそれを文章にする。ちゃんと書いていく、言語化していく。言語化ができればできるほど、自分の思考を文章にできればできるほど、思考力がついてくるし、判断もできるし、気づけるようにもなってくる、ということになります。
ぜひ、ジャーナルをつける。これはおすすめの習慣なので、ぜひやってみていただきたいなと。「ジャーナルにどんな項目をつければいいの?」というのがあれば、ご要望をいただければ、次のトピックで扱ってみようかなと思っています。
ジャーナルをつけるタイミングは、1日1回じゃダメ
ちなみに私がジャーナルをつけるタイミングは、1日に4〜5回くらいあります。夜眠る前とか朝とかじゃなくて、結構その都度、1日の中で2〜3時間おきにつけている感じですね。
余談ですけど、やっている人って、そういう基準みたいなものも違ったりするので。まずは、眠る前か朝起きたらジャーナルをつける、という習慣を始めてみていただきたいなと思います。
まとめると
さて、今回の習慣をまとめると、3つです。
- 調べること
- 本を読むこと
- ジャーナルをつけること
ポイントは人間側の思考力、情報収集能力、そして言語化能力を鍛えるための習慣です。
これまで1000人以上の人に教えてきている中で「文章が読めない、情報が読み取れない」という人は使うのに苦戦しているなという印象です。
またAIに「もっとこうしてほしい」というものもうまく伝えられないから、思うようなアウトプットが出ないという方も多いです。AIは万能ではありません。パートナーとしてツールとしてうまく使えるように、我々の能力も磨いていくことが必要です。そのための3つの習慣だと思ってください。
ぜひ、ポッドキャストもチェックしてただけると幸いです。
AIに使われる人、急増中〜賢く使うための3つの習慣〜 - 西埜巧祐〜AI時代の思考力〜 | stand.fm
Podcastで聴くー西埜巧祐
PS
実は、習慣はあと4つくらいあるんですけど、それは「キングメーカー」と言うサブスクリプションのほうで共有させていただいています。もし興味がある方は、下のリンクからお申し込みください。
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