From:西埜巧祐
@東京のスタバより..
仕事柄、多くの集客や販売のプロジェクトに参画します。やはり焦点となるのは、このプロジェクトが成功するか、しないかの一点です。その中で、成功か失敗かを、簡単に見極められたら、良いなって思いませんか?もちろん、テストしないとわからないよね…っていうのはあります。
でも、これは絶対に失敗する。絶対にやらない方がいい。という点を、見出すことは、重要だと思っています。改善をしていくことで、成功することもありますので..。
では、絶対に失敗するっていうのは、どうやって判別すればいいのでしょうか?
マーケティングの3M
それは、マーケティングの3つのMを使うことです。これは、世界的に有名なコンサルタントが提唱しているものです。3つのMが全て揃わないなら、そのプロジェクトやマーケティングは、やるべきではない..そういうものです。
3Mとは、それぞれの頭文字をとったものです。「Market・マーケット・お客さん」「Message・メッセージ」「Media・メディア・媒体」の3つです。
それぞれ、解説をしていきましょう。
Market
マーケット・お客さん
マーケット・お客さんは、非常にわかりやすいと思います。全てのビジネスは、お客さんありきですからね。お客さんが何を求めているか、何を欲しているかを、知らなければ、ビジネスはできません。
しかし、多くのビジネスでは、お客さんの情報が少ないのです。何を求めているかがわからない。自社の商品がなぜ売れているかも把握できていない…。
その状態で、集客やマーケティングを成功させることはできません。まず、お客さんのことを知りましょう。
Message
メッセージ
その上で、メッセージです。あまり聞きなれないかもしれません。メッセージとは「Market・お客さん」に対して、「何を、どうやって伝えるか」を考えることです。
多くのビジネスで、このメッセージによって、売上が大きく変わるというのは、よくあります。例えば、パーソナルジムを考えてみてください。一方のパーソナルジムでは「痩せます!」と言っています。
でも例えば、片方のパーソナルジムで「痩せます。もしできなければ、返金します!」と言われたら、どっちを選ぶでしょうか?コミットするで有名なライザップは、まさしくこのパターンです。
同じビジネスでも、大きなビジネスになっているか、小さいままか(あるいは衰退か)を決める要素として、このメッセージも大事だというのは、いうまでもありません。
Media・メディア・媒体
そして、メディア・媒体です。忘れがちなのですが、かなり重要な要素の1つです。なぜかというと、設定したお客さん。そして作ったメッセージ。これをつなぐ・届ける役割が、メディア・媒体です。このメディア・媒体をおろそかにすることは、できません。
私たちが生活をするのに、電気や水道・ガス・住居が必要なように、このメディアも「絶対に必要」な要素なのです。このメディアがないなら、そもそも、マーケティング活動をすることができません。
どんなに素晴らしいメッセージを作っても、お客さんに届けられないわけですから。そして、その媒体やメディアも、何を使うかによって、メッセージの効果性が大きく変わります。
例えば、ゴシップ紙にメッセージを載せるのと、読売新聞にメッセージを載せるのとでは、信頼性が大きく変わりますよね。メディアも、大事な要素の1つなのです。
この3つのMを
チェックリストにして使おう
私は、マーケティングや集客のプロジェクトに参画するとき、この3点を必ずみます。そうしないと、絶対に失敗するプロジェクトを、平気で始めてしまいかねません。明らかに失敗するものに、労力を注いでも意味がないですからね。
それなら、すぐにプロジェクトを打ち切り、新しいプロジェクトを始めた方が、100倍良いです。
ただ多くの人は、「やりたい!」「これは成功するだろう」と、自分の意見やこだわりで、はじめてしまいます。うまくいけば最高ですよね。
でも、世の中のビジネスの統計を見れば、成功確率はある程度わかります。
2021年の3月に発表された法人税表によれば、65.4%の会社が赤字だそうです。他にも、ベンチャー企業の生存率が、20年後で0.3%。つまり、1000社あって、20年続く会社が3社という統計もあります。
となれば、、、一度、立ち止まり、チェックする必要は、ありますよね…。
ー西埜巧祐