2人の社長の話…

From:西埜巧祐(にしのこうすけ)
@東京のスタバより…

私には、2人の知り合いの経営者がいます。2人とも、同じタイミングで起業しました。2人ともお金を稼ぐことに情熱があり、野心がありました。

今から10年前のことです。この2人は、同じタイミングで起業しました。お互いに、自分が持っていたスキル・知識・経験で起業したのです。2人の専門分野は、もちろん違います。

でも、どちらも成長している業界で、ビジネスを始めました。私は、この2人とよく飲んでいたので、その変化や成長を、間近で見ることができました。

起業してから2年後、、、

大きな変化が生まれていました。1人は年商で5億円を超えていました。ですがもう1人は、年商1000万円くらいで、止まっていたのです。これは業界の成長度合いが違うからではありません。能力の差でもありません。知識や経験の差ではありません。

マーケティングの差でも、セールス力の差でも、ネット集客の差でもありません。

何が違いを生み出したと思いますか?それは、口癖に現れていました。

1000万円で止まってしまった彼の口癖は「だいたい、全部自分でできますよ。」「なるほど。それをやっておいた方がいいんですね。ちょっと、自分でやってみます。」「他の人に任せたいんですけど、結局自分でやった方が早いし、信頼できるし、心配事がないんですよね」

年商5億円になった人の口癖は「僕って、専門分野のことしかできないんで、他の人と一緒にやらないとできないんですよ」「マジで、他の人に助けてもらってばかりで、、、」「他の人に任せたり、一緒にやった方が、成果が出せるんですよね」

何が違いを生み出しているか?

それは、1人でやっているか、他の人と一緒にやっているか、という違いです。ここに大きな違いがあります。特に「1人で」始めた会社って、色々と気楽なんですよね。私もわかるのですが、1人でやっていると、なんとなく経営できてしまいます。よほどのことがない限り、1人の生活費なんて、簡単に賄えます。

ですが、自転車操業です。大きな単位で、同じことの繰り返しをしている形です。何かがおかしいと思いつつ、何も変わらないんです。

「口出しする人もいない。強制される立場にもない。自由に気楽にやれる」でも、これこそ、成長を阻害するやっかない要因です。

では、年商5億円を超えられた人は、どうだったのか?彼も、かなり痛い失敗をしています。1人でやっていたため、いろいろな穴があったのです。今でも思い出せるのは、請求書を作り忘れ、積り積もった請求額が602万円になったことです(なぜこの金額を覚えているかというと、私の誕生日が6月2日だからです)。

こんな失敗があったので、彼は「1人で」やることを、やめました。その代わり、いろいろな人の知識や手を借りるようになりました。その結果、彼らの成長スピードは、1000万円と5億円とで、大きく変わったのです。

1人で行けば、早く行ける
みんなで行けば、遠くまで行ける

コーチングの言葉です。1人で進むなら、早く進むことができます。でも、行ける距離は限られます。でも、みんなで進めば、遠くまでいくことができます。1人で達成できることより、他の人と達成できることの方が大きいのです。

私は、間近でこういう違いを見ることができたので、「1人でできる」という言葉を使わないようにしました。それは、結果としてよかったなと思います。当初目標としていた売上も、優に3倍くらいの成果を出すことができました。他の人と一緒にやらないと、できなかった仕事もあります。

こういう風に、あなたにメッセージを送るキッカケを作れたのも、そうです。いろいろなチャンスを手に入れることができるのは、他の人と一緒にやったからこそです。

ぜひ、あなたも考えてみてください。

ー西埜巧祐

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