考える筋トレとは?AIで「バカになってないか」不安な人が、思考力を鍛える朝と夜のジャーナル

考える筋トレとは?AIで「バカになってないか」不安な人が、思考力を鍛える朝と夜のジャーナル

AIが便利すぎて、自分で考える力や文章力が落ちている気がする。そんな不安があるなら、考える力は自分で鍛えるしかありません。1日の始まりと終わりに手帳を開いて書く「朝と夜のジャーナル」のやり方と、言語化と振り返りで思考力が磨かれる理由を、西埜が続けている形で解説します。

もしあなたが、AIを使うようになってから、自分の頭で考える時間が減った気がする。そんな感覚があるなら。

企画も文章も、まずAIに聞く。出てきたものを少し直して終わり。気づけば、自分で一から組み立てることが少なくなっている。そういう感覚があるなら、この記事は役に立つと思います。

最近、私自身が危険を感じていることがあります。それは、「俺、バカになってないかな」ということです。

AIはめっちゃ便利です。めっちゃ便利すぎて、危険すぎる。特に怖いのは、思考力と文章力。この2つの能力が下がっているんじゃないか、ということです。

結論:AIで楽をするほど、考える力は自分で鍛える

楽をすることは、悪いことではありません。でも、その楽が、本来の目標や目的、能力を下げることにつながるかもしれない。それは自覚しておいたほうがいいと思います。

そこで私がおすすめしているのが、朝と夜のジャーナルです。1日の始まりと終わりに手帳を開いて、決まったことを書く。私はこれを「考える筋トレ」と呼んでいます。

いつ

書くこと

朝(1日の始まり)

今感じていること/今日の目標/今日のやること

夜(1日の終わり)

今日の出来事/今日感じたこと/今日やったこと/今日の改善点/明日やること

これは、ジャーナルにおける超超超基本の内容です。


Q. AIに頼りすぎると、何が落ちるのですか?

A. 根本の思考力や判断力、そしてそれを伝える力です。

「AIに聞いてみました」。こう言う人が、かなり増えています。そういう人の企画や計画を聞くと、かなりお粗末だったりします。特にマーケティングの企画は、恐ろしく質が低いものになることがあります。

企画の出来はまだいいとしても、根本の思考力や判断力、伝える力が下がってくると、かなり厳しい。新しいものを使う対応力・適応力は良くても、それに頼りすぎて、自分で切り開く力が著しく落ちている。私はそう感じています。


Q. なぜ「自分で決める力」が必要なのですか?

A. 勝負どころで、AIは止める側に回ることがあるからです。

もし仮に、「成功確率0.09%」みたいなビジネスチャンスがあったら、あなたは勝負しますか?(そもそも、起業の成功確率なんて誰にもわかりませんが。)

おそらく、ほとんどの人は勝負しません。質問の仕方次第ですが、AIも止めると思います。

でも、こういうのに勝負するのが、人間であり、起業家だと思います。その決断まで、AIに任せることはできません。


Q. 考える力を伸ばすには、何をすればいいですか?

A. 文章を書くことです。

AIに頼るのはいい。ただ、能力がなくなるリスクもある。だから、能力を伸ばす努力を怠ってはいけないと感じています。

その方法として私がおすすめするのが、文章を書くことです。ライティングは、ほとんどの人が苦手です。企業のAI利用のほとんどが「文章制作」であることからも、多くの人が苦手としているのは明らかです。

では、何の文章を書けばいいのか。その答えがジャーナルです。簡単に言うと、日記や日誌をつけることです。


Q. ジャーナルで、なぜ思考力が鍛えられるのですか?

A. 「言語化」と「振り返り」を、毎日くり返すからです。

1つ目は言語化です。今感じていることや感じたことを書くのは、自分が何を考えているかを言葉にする練習になります。言語化はあらゆることに役立ちます。たとえば、他人やAIに仕事を頼むときにも必要です。

2つ目は振り返りです。朝に今日の目標とやることを書き、夜に振り返る。自分が立てた目標が、なぜ達成されなかったのか。その考察と、改善を考えることができます。

このサイクルを通して、思考力を磨いていくことができます。


私自身、ずっと続けているのがジャーナルです

かれこれ、ずっと続けているのはジャーナルかなと思います。このジャーナルを通して、売れる企画を作ることもできるようになりました。

理想を言えば、発信をすることもおすすめしたいです。でも、いきなりは難しいこともあると思います。だからまずは、ジャーナルから始めてみてください。


明日の朝から、やること

  1. 朝、手帳を開いて「今感じていること・今日の目標・今日のやること」を書く
  2. 夜、手帳を開いて「今日の出来事・今日感じたこと・今日やったこと・今日の改善点・明日やること」を書く
  3. 目標が達成できなかった日は、なぜ達成できなかったのかを考えて、改善点として書く

夜の振り返りにAIを使うなら、AIに書かせるのではなく、自分が書いたものを読ませて「なぜ目標が達成できなかったのか」を問い返してもらう形にしてください。考えるのは、あくまで自分です。


よくある質問

Q. AIを使うのは、やめたほうがいいですか?

やめる必要はありません。楽をすることは悪いことではないからです。ただ、その楽が能力を下げるかもしれないと自覚して、伸ばす努力を続けることが大切です。

Q. どこに書けばいいですか?

手帳です。1日の始まりと終わりに、手帳を開いてください。


まとめ

  • AIは便利すぎて、思考力と文章力が下がる危険がある
  • 「AIに聞いてみました」で終わると、思考力・判断力・伝える力が落ちていく
  • 勝負するかどうかを決めるのは、AIではなく人間
  • 考える力を伸ばすには、文章を書く。おすすめは朝と夜のジャーナル
  • ジャーナルは言語化と振り返りのサイクルで、思考力を磨く

筋トレもそうじゃないですか。筋肉を震えさせることで、筋肉がつくなんて誰も思いません。自分で動くからこそ、トレーニングするからこそ、筋肉がつきます。

そしてこれは、現代における思考力でも同じなのです。

西埜巧祐

西埜巧祐

マーケティングコンサルタント/セールスコピーライター

西埜巧祐(にしのこうすけ、埼玉県出身、法政大学理工学部卒)は、日本のダイレクトレスポンスマーケティング/セールスコピーライティング/AIを活用したマーケティング・セールス・ビジネス成長の専門家。株式会社Earnestness 代表取締役。セールスライターとして約10年にわたって活動し、1,000人以上に指導。Dan Kennedy 著『売るプレゼン』監訳。著書に『AIライティングの教科書』『AI化の教科書』がある。

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