もしあなたが、AIで作ったものを見て「何か違う」と感じたことがあるなら。
動画、LP、文章、デザイン、画像、ホームページ。AIに頼めば、いろいろなものが作れるようになりました。なのに、出来上がったものを並べてみると、やろうとしていたこととずれている。そういう感覚があるなら、この記事は役に立つと思います。
先に白状させてください。私はAIを使っていて、一番やっちゃいけないことをやりました。今まさに、そのやり直しをしている最中です。
結論:AIでたくさん作れるほど、人は「目的」を忘れる
一番やっちゃいけないこと。それは、目的を忘れてしまうことです。
いろいろなものが作れるのは、楽しいですよね。でも、この楽しいがあまり、一番やっちゃいけないことをやりがちになってしまうんです。
私はこの状態を「目的迷子」と呼んでいます。作ることに夢中になって、何のために作っているのかを見失っている状態です。
だから、やることはシンプルです。常に目的に戻って、指示をすること。
Q. なぜAIを使うと、目的を忘れやすくなるのですか?
A. たくさん作れるようになるほど、目の前の「作ること」に目が行くからです。
AIを使うと、コンテンツがたくさん作れるようになります。作れること自体が楽しい。その楽しさの中で、「そもそも、これは何のためだったか」が抜け落ちていきます。
Q. 忘れてしまう「目的」とは、具体的に何ですか?
A. 次の4つです。
確かめること | 自分への問い |
|---|---|
何のため | このコンテンツを、何のために作っているのか |
何の数字 | 何の数字を上げようとしているのか |
解決したい問題 | 本来解決したい問題は何なのか |
達成したい状況 | 本来達成したい状況は何なのか |
ここで大事なのは、これを忘れるのはAIではない、ということです。忘れてしまうのは、指示を出す人間の側なんです。
Q. 目的を忘れると、何が起きるのですか?
A. 指示が根元から離れて、枝葉ばかりになります。
「これを作ってほしい」「これを作ってほしい」。指示を重ねるたびに、どんどん根元から離れて、枝葉の部分に目が行きがちになります。
木にたとえると、根元にあるのが目的で、枝葉が一つひとつの成果物です。枝葉への指示をいくら重ねても、根元を見ていなければ、全体はどこにも向かいません。
そして出来上がったものを見ると、何か違う。何かやろうとしていたこととずれている。その感覚だけが残るんです。
たくさん作れていると、前に進んでいる気がします。でも、「たくさん作れる」と「前に進んでいる」は、同じではありません。
私も、まったく同じことをやらかしました
偉そうに書いていますが、これは私自身の話です。全く同じことを、私もやらかしてしまいました。
今、その目的に戻って、やり直しをしている最中です。
当たり前のことかもしれません。でも、いろいろな仕事をやっていくと、目的そのものを忘れてしまうことがあります。私も、そうでした。
明日から、やること
- AIに何かを頼む前に、4つ(何のため・何の数字・解決したい問題・達成したい状況)を書き出す
- その4つを指示の頭に置いてから、「これを作って」と頼む
- 出来上がったものが「何か違う」と感じたら、作り直しを頼む前に4つに戻って確かめる
目的を強く意識する。これを、ぜひやってみてください。
よくある質問
Q. 目的を一度決めれば、もう大丈夫ですか?
一度で終わりにしないことをおすすめします。仕事を進めるほど、指示は枝葉に寄っていくからです。指示を出すたびに、4つに戻る。常に目的を意識して指示をする、というのはそういうことです。
Q. 目的を忘れないための習慣はありますか?
あります。それは、また改めてお話しします。まずは、指示の前に4つを書き出すところから始めてみてください。
「目的迷子」にならないための点検表をお渡しします
指示の前に書く4つを1枚にまとめた点検表と、その4つを指示の頭に置く形で、AIにそのまま貼れる指示文を用意しました。出来上がったものが「何か違う」ときに、4つへ戻って確かめ直す一文も入れてあります。
「何か違う」の作り直しを減らす、指示の前の1枚です。
受け取り方は、InstagramかFacebookで西埜巧祐をフォローして、「目的迷子」とメッセージを送ってください。点検表と指示文をDMでお送りします。
まとめ
- AIでたくさん作れるほど、目的を忘れやすくなる(目的迷子)
- 忘れるのは何のため・何の数字・解決したい問題・達成したい状況の4つ
- 目的を忘れると、指示が根元から枝葉へ離れ、「何か違う」だけが残る
- 指示の前に4つを書き、常に目的に戻って指示をする
たくさん作れるのは、AIのおかげです。ただ、目的に戻ることは、今日から自分でできることなんです。