目的迷子とは?AIでたくさん作れる人ほど「何か違う」が残る理由と、指示の前に確かめる4つのこと

目的迷子とは?AIでたくさん作れる人ほど「何か違う」が残る理由と、指示の前に確かめる4つのこと

AIで動画もLPも文章も作れるのに、出来上がると「何か違う」。その原因は、作る楽しさの中で目的を忘れる「目的迷子」です。何のため・何の数字・解決したい問題・達成したい状況。指示の前に確かめる4つと、常に目的に戻って指示する方法を、私自身のやらかしとあわせてお話しします。

もしあなたが、AIで作ったものを見て「何か違う」と感じたことがあるなら。

動画、LP、文章、デザイン、画像、ホームページ。AIに頼めば、いろいろなものが作れるようになりました。なのに、出来上がったものを並べてみると、やろうとしていたこととずれている。そういう感覚があるなら、この記事は役に立つと思います。

先に白状させてください。私はAIを使っていて、一番やっちゃいけないことをやりました。今まさに、そのやり直しをしている最中です。

結論:AIでたくさん作れるほど、人は「目的」を忘れる

一番やっちゃいけないこと。それは、目的を忘れてしまうことです。

いろいろなものが作れるのは、楽しいですよね。でも、この楽しいがあまり、一番やっちゃいけないことをやりがちになってしまうんです。

私はこの状態を「目的迷子」と呼んでいます。作ることに夢中になって、何のために作っているのかを見失っている状態です。

だから、やることはシンプルです。常に目的に戻って、指示をすること。


Q. なぜAIを使うと、目的を忘れやすくなるのですか?

A. たくさん作れるようになるほど、目の前の「作ること」に目が行くからです。

AIを使うと、コンテンツがたくさん作れるようになります。作れること自体が楽しい。その楽しさの中で、「そもそも、これは何のためだったか」が抜け落ちていきます。

Q. 忘れてしまう「目的」とは、具体的に何ですか?

A. 次の4つです。

確かめること

自分への問い

何のため

このコンテンツを、何のために作っているのか

何の数字

何の数字を上げようとしているのか

解決したい問題

本来解決したい問題は何なのか

達成したい状況

本来達成したい状況は何なのか

ここで大事なのは、これを忘れるのはAIではない、ということです。忘れてしまうのは、指示を出す人間の側なんです。

Q. 目的を忘れると、何が起きるのですか?

A. 指示が根元から離れて、枝葉ばかりになります。

「これを作ってほしい」「これを作ってほしい」。指示を重ねるたびに、どんどん根元から離れて、枝葉の部分に目が行きがちになります。

木にたとえると、根元にあるのが目的で、枝葉が一つひとつの成果物です。枝葉への指示をいくら重ねても、根元を見ていなければ、全体はどこにも向かいません。

そして出来上がったものを見ると、何か違う。何かやろうとしていたこととずれている。その感覚だけが残るんです。

たくさん作れていると、前に進んでいる気がします。でも、「たくさん作れる」と「前に進んでいる」は、同じではありません。


私も、まったく同じことをやらかしました

偉そうに書いていますが、これは私自身の話です。全く同じことを、私もやらかしてしまいました。

今、その目的に戻って、やり直しをしている最中です。

当たり前のことかもしれません。でも、いろいろな仕事をやっていくと、目的そのものを忘れてしまうことがあります。私も、そうでした。

明日から、やること

  1. AIに何かを頼む前に、4つ(何のため・何の数字・解決したい問題・達成したい状況)を書き出す
  2. その4つを指示の頭に置いてから、「これを作って」と頼む
  3. 出来上がったものが「何か違う」と感じたら、作り直しを頼む前に4つに戻って確かめる

目的を強く意識する。これを、ぜひやってみてください。


よくある質問

Q. 目的を一度決めれば、もう大丈夫ですか?

一度で終わりにしないことをおすすめします。仕事を進めるほど、指示は枝葉に寄っていくからです。指示を出すたびに、4つに戻る。常に目的を意識して指示をする、というのはそういうことです。

Q. 目的を忘れないための習慣はありますか?

あります。それは、また改めてお話しします。まずは、指示の前に4つを書き出すところから始めてみてください。


「目的迷子」にならないための点検表をお渡しします

指示の前に書く4つを1枚にまとめた点検表と、その4つを指示の頭に置く形で、AIにそのまま貼れる指示文を用意しました。出来上がったものが「何か違う」ときに、4つへ戻って確かめ直す一文も入れてあります。

「何か違う」の作り直しを減らす、指示の前の1枚です。

受け取り方は、InstagramかFacebookで西埜巧祐をフォローして、「目的迷子」とメッセージを送ってください。点検表と指示文をDMでお送りします。


まとめ

  • AIでたくさん作れるほど、目的を忘れやすくなる(目的迷子)
  • 忘れるのは何のため・何の数字・解決したい問題・達成したい状況の4つ
  • 目的を忘れると、指示が根元から枝葉へ離れ、「何か違う」だけが残る
  • 指示の前に4つを書き、常に目的に戻って指示をする

たくさん作れるのは、AIのおかげです。ただ、目的に戻ることは、今日から自分でできることなんです。

西埜巧祐

西埜巧祐

マーケティングコンサルタント/セールスコピーライター

西埜巧祐(にしのこうすけ、埼玉県出身、法政大学理工学部卒)は、日本のダイレクトレスポンスマーケティング/セールスコピーライティング/AIを活用したマーケティング・セールス・ビジネス成長の専門家。株式会社Earnestness 代表取締役。セールスライターとして約10年にわたって活動し、1,000人以上に指導。Dan Kennedy 著『売るプレゼン』監訳。著書に『AIライティングの教科書』『AI化の教科書』がある。

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