「こういうことを教えてくれるのが、最高の教材であり、最高のメンターなんですよ」
先日、パートナーと話していた時に、こんなことを言いました。パートナーっていうのは、僕と一緒に仕事をする、フィードバックをもらえるプログラムに参加している人のことです。(一般には、このプログラムのことを見せていません)
年始早々、ミーティングがあり、そこでフィードバックをしていました。そのかたも、未経験から始めて、随分成長したんですが、、、ある見落としがありました。
売上計画を作る上で、やってはいけないこと
チャレンジの課題で、売上の計画を作らせてみたのです。そうしたら、やりがちなミスを犯していました。それは何かというと、理想の売上から逆算をして、計画を立てていたことです。
「正しいやり方じゃないの?」って思うかもしれません。「理想から逆算をして、そこに向けて頑張る」というのは、一般的な目標設定、、、ですよね。夢や目標を作るなら、それでもいいでしょう。でも、計画となれば、話は別です。そこに、「現実味」がないといけません。
土台無理な計画を立てれば、簡単に崩れてしまいます。そこから立て直すとき、1人ならまだいいのですが、複数人でチームを組んでいた場合、他の人の士気を上げることができません。ここに大きな問題があります。
チームで動けば、大きな目標も達成できます。でも、チームが動かなくなると、大きな足枷になるのです。殺伐とした雰囲気で、イライラしながら、仕事はしたくないじゃないですか^^;
彼がすべきだったことは、最高の教材に目を向けなかったこと。
それは、私の講座です…。というのは冗談笑。最高の教材とは、何も世界的な有名人が作ったものではありません。カスタマーレビューが最高100点を記録しているものでもありません。また、知人が紹介してくれたものでもありません。
最高の教材とは、「過去のレポート」なのです。例えば、一回プロモーションやキャンペーンをしたら、どんなことをしたのか?その素材や実施した記録。ネットでやっているなら、アクセス数や参加者数、そして成約数。さらには、考察。
こういった「過去のレポート」こそ、最高の教材なのです。1000個の動画見ました!なんかより、1回実践したこと。それについてレポートを作ったことのほうが、よっぽど成長します。
未来の売上が読める。だから安心する。(逆も然り)
過去のレポートを見れば、1回あたりのプロモーションで、どれくらいの売上が出るかがわかります。これを積み上げていくことで、売上の予測を出すことができます。それが過去の実績に紐づいているから、実現可能性が高いのです。
理想から逆算するのはいいのですが、それを実現させる計画には”ある程度“根拠が必要です。その根拠から、組み立てていくのが、計画なのです。
「大きな目標を立てて、とりあえず頑張ろう!」っていうのは、通用する時としない時があります。通用するのは、業界的に旨みが大きいとき。でも、こういう時期は、早く過ぎ去ります。
そこから先は、過去の実績から、根拠を持って計画を作る必要があります。逆に、そういう根拠がないとか、実現可能性がわからないと、「売上がどうなるんだろう?」と不安になり、投資も、成長も、できなくなります。
最高のメンターとは?
最高の教材は「過去のレポート」。では、最高のメンターとは?それは、あなたの「お客さん」です。あなたが思っていることや、実践したこと、これを正しいかどうかを教えてくれるのは、お客さんなのです。
お客さんが反応してくれれば(そして買ってくれて、紹介してくれたり、リピートしてくれれば)、それは正しいこと。でも逆に、反応してくれない・買ってくれないことは、間違っていることです。
これらが、数字で、明確にわかります。これほど素晴らしいメンターは、この世に存在しない。そう言い切れるくらい、最高です。そう思いませんか?
お客さんを大事にする。というのは前提の話。今回の記事で大事なのは、お客さんの反応について、きちんとレポートを作れているか。ということです。もし作れていないなら、レポートは作るようにしましょう。
ー西埜巧祐
PS
実際にあった話ですが、
小さい数字を見過ごす人は、小さい数字に泣かされます。