From：西埜巧祐
「自分一人でやれることなんて、たかが知れてますよ」
とあるコンサルで、こんなことを話しました。ちなみに、この話をした相手は、僕よりも年商が高く、そしてビジネス経験も長い人です。恐れ多いと思いつつ、はっきり言いました。と言うのも、コンサルで指導してから、この傾向が長らく治らなかったからです。
売上はあがっているのですが、さすがにそろそろ限界値が来ていました。この限界値を超えるためには、自分でやっている仕事を減らしていくことが必要でした。
でも、任せたら売上が下がるのでは？
でも、やっぱり自分でやったほうが早い
でも、自分の方がうまくやれるし..
気持ちはすごいわかります。僕も、そう思っていました。前職で、部下を指導していた時に、とても感じていました。「俺がコピーを書いた方がうまいんじゃね？」「俺がやった方が早いし」などなど、そんなことをずっと思っていました。
しかし、それは単なるエゴでしかありませんでした。確かに、自分でやった方が数字や質・スピードについては、良かったです。でも、トータルの成果を見ていくと、自分ばかりでやっている時期と、人に任せてやっている時期だったら、後者の方が良かったのです。
そういう経験を、何度もしてきました。現実を見ていくうちに「俺じゃなくてもよくないか」と思うようになりました。
起業した後もそうです。「俺じゃなくても良くないか」と思う経験を、何度もしました。
もっと言えば「俺じゃなくて良かった」と言う風に思えたことがたくさんあります。何度かシェアしましたが、広告の運用を別の人に任せたこともあります。これは、かなり良い決断だったと思っています。
自分でやる必要なんかない
むしろ手放した方がうまくいく
自分でやるばかりだと、自分依存のビジネスができます。人を頼るようにしていけば、自分依存の度合いを減らしていけます。トータルで見れば、僕は後者の方がメリットが多いように感じます。
自分で作る売上だけじゃなく、人にあげてもらう売上を増やすという観点でも、お勧めしたいです。
もし、あなたが、頑張って仕事をしているなら、一度立ち止まってみるのをお勧めします。いきなり全部の仕事を出すことはお勧めしませんが、一部の仕事から、人にやってもらうようにしてみたら、どうでしょう？
もしかしたら、今と違う世界が待っているかもしれませんよ。
－西埜巧祐